ブログのタイトル通り、温泉旅行が好きです。しかもパックなどのお仕着せな旅ではなく、移動手段と宿を自分で確保して行くのが好きです。
ただ、旅費も安くはありませんから、なるべく悔いのない旅にしたいと、なるべく情報を集めて泊まる宿などを決めています。
温泉好きの皆さんはどんな風に旅先や温泉宿を決めているのでしょうか。 試みに、自分の方法を記述してみたいと思います。
1.旅の目的を決める
レジャーとしての旅の発端には、「○○に行きたいな」というのと「どっか行きたいな」というのと2種類あると思うのですが、自分は前者の場合が多いと思います。季節によって「この時期に行ったら楽しそう」と思ったり、読んでいる本や観た番組なんかで「ここ行きたい」と思う、ということもあります。
それで、漠然と行きたいだけだとつまらないので、1つだけ目的を決めます。例えば「露天風呂に入りながら花見がしたい」とか、「美味しい魚を食べながらお酒が飲みたい」といったものですね。必ずしも温泉に関係なくても別にいいと思います。例えば大阪市内に温泉は殆どありませんが、「通天閣を見上げながら串カツ食べたい」でもいいでしょう。
1.5.現地までの移動手段を確認する
目的地が決まった時点で、現地までの移動手段についても検討しておいた方がいいでしょう。特に遠隔地の場合は、飛行機や新幹線を確保しなければならないため、旅行の日程周辺の混雑具合などを先に見ておくと以降のロスが少ないと思います。
もし、この時点で移動手段が確保できなければ、日程の変更を検討するか、あるいは前段階に戻らざるを得ないです。
逆に、移動手段が確保できそうでも、宿の方が取れない可能性もありますので、この時点ではあくまで「移動手段が確保できそうか」の確認に留めます。
2.候補になる温泉宿を挙げる
目的を決めれば行く土地が決まります(目的によっては複数の候補地が挙がる場合もありますが)。そうしたら、その目的を達しつつ、温泉に入れる宿を探します。
自分としては、できる限り源泉かけ流しの宿を探すのですが、やはりネットの旅行サイトを介して検索するのが速いでしょう。自分がメインで使っているのは楽天トラベルとじゃらん、そして日本秘湯を守る会Webサイトです。
楽天トラベル、じゃらんで「源泉かけ流し」を指定して検索すれば、候補はすぐに幾つか挙がると思います。日本秘湯を守る会は、温泉宿が入会する団体で、全部の宿が源泉かけ流しというわけではありませんが、値段に対して高水準な宿が多い印象です(詳細はまた別に書きたいと思います)。
もちろん、ネット以外にも書籍などから情報を得ることもあります。温泉のムック本などもいいのですが、例えば『蒲団』を書いた自然文学の田山花袋の書いた、そのものずばりの『温泉めぐり』という本なども参考になります。もちろん古い本なので、全ての記述が現代に当てはまる訳ではありませんが、それ故の発見もあって侮れません。
こうして挙がった宿の情報は、ウェブ上の情報なら「お気に入り」の中にフォルダを作って入れたり、本であれば付箋を挟んでおきます。
3.比較検討する
挙げられた候補を元に、実際にどこを選ぶかを考えます。検討の基準としては、自分は以下のものを考えます。
・泉質
・アクセス
・値段
まあ、これ以外にも料理の内容とか宿の清潔さといった尺度も有り得るでしょう。細かいことを言えばトイレが洋式か(さらには温水洗浄便座か)なんていうのも、自分は痔を患っている(過去記事参照)ので気になるところではあります。
アクセスの吟味は大切
意外と重要なのがアクセスで、1.で目的に設定した場所から距離的に近くても、交通事情などによっては思いのほか時間がかかる場合があるので注意が必要です。移動手段にもよりますが、自分は基本的に電車やバスなどの公共交通機関を使いますので、その時刻表などを調べます。電車についてはYahoo!路線情報などで簡単に調べられますが、バスは各地のバス会社のサイトなどを当たらないといけないかもしれません。
アクセスの度合いによっては、第二、第三候補への転向を余儀なくされることもあるでしょう。それに、宿の方で予約がいっぱいという事態もあり得ます。その点も見込んで、候補の順位付けは第5位くらいまでしておくといいと思います。
4.予約を確定する
旅行サイト経由での予約
第1候補から予約を試みます。候補探しで使った楽天トラベル、じゃらん、日本秘湯を守る会Webサイトのいずれからもネット予約が可能ですので、たいていはそのまま予約をしてしまいます。サイトによって料金が微妙に違ったりするので、複数のサイトに登録されている宿の場合は目配りするといいでしょう。
また、サイトごとに予約できる部屋数の枠が違うこともあるようです。このため、1つのサイトで駄目でも諦めずに他を見てみると予約ができる場合もあります。
宿への直接予約
旅行サイトを経由せず、直接宿に連絡を取ることもあります。そもそも旅行サイトでの取り扱いがなかったり、どこの旅行サイトでも満室だった場合です。
最近は、自らのサイトに独自システムを導入してネット予約できる宿も増えてきたようですので、こういう宿の場合は、やること自体は旅行サイト経由の時とそんなに違わないと言っていいでしょう。
電話予約の副産物
そうした仕組みのない宿の場合は、まず電話で連絡するのが常套手段でしょう。心配性な上にちょっと人見知りでもある自分なので、かつては電話するのにも決心が要りましたが、今ではすっかり慣れました。
電話予約の副産物的なメリットとして、“宿の人の対応がどんなものか、事前に知ることができる”ということがあります。もし電話での応対がぞんざいなら、その宿は、少なくとも人的なもてなしについては期待薄と言っていいかと思います。また、設備についての詳しい情報も聞けるので、そういう意味でも利点があります。
5.移動手段を確定する
宿の予約が取れたら、現地までの移動手段についても確定させます。格安切符や航空券のサイトなどありますが、現状では自分は正規のルートで入手することが殆どです。
…と、いちおう番号を振って紹介してきましたが、実際には2~4は同時並行的に行ったり来たりして段々と旅のプランが固まってくるという感じです。皆さんの旅程の作り方は、どんな感じでしょうか。
これからいい季節ですし、温泉への旅を計画されている方の参考になれば幸いです。
旅先や温泉宿の決め方、予約の取り方などについて、現時点での自分のやり方を書いてみました。新しい考えや追記事項があれば加筆したいと思います。
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